小型脊椎動物から無脊椎動物と環境要因を様々な淡水生態系で扱います
野外と室内で各種測定と実験を組み合わせて答えを導きます
現在、主に以下のような各種研究活動をすすめています。その他、海外研究にも手を出しています。過去のプロジェクトや学生研究テーマは右➡メニューをご覧ください。
1. 河床間隙域の生態系に関する研究
→食物網
→河畔捕食者への波及効果の解明
→二次生産と移送物質量の解明
→富栄養化および土砂堆積に対する反応評価
2. 環境DNAの河川環境モニタリング利用への実装に関する研究
→間隙域での使用可能性の把握
→外来生物分布の解明
→大規模かく乱からの生態系回復過程の解明
3. 河川ー河畔食物網と人為的ストレスに関する研究
→羽化昆虫量の季節変動要因の特定
→河畔捕食者の個体数および多様性維持機構の解明
→河床間隙水域の生態的機能の解明
→富栄養化が河畔生物相に及ぼす影響評価
→洪水(自然洪水および人工洪水)が河畔生物相に及ぼす影響評価
→脊椎動物の越冬場提供を介した河川の陸域食物網への波及効果解明
4. 地下水および水循環過程の解明と水資源サービスに関する研究
→札幌市の飲用水循環過程の解明
→湧水が河川および河畔生物に与える影響評価
5. 低平地氾濫原における水域環境劣化機構に関わる研究
→河川氾濫原における水質・食物網維持機構の解明
→農業用排水路における水生生物多様性維持機構の解明
→環境保全に向けた生物指標の抽出
→河床低下による本流生態系の劣化
6. 山地河川生態系における生態学的プロセスの解明
→海洋起源有機物(サケほっちゃれ)の河川生態系における利用過程
→落葉有機物の分解過程における環境要因(季節変化と日変化)
→地形・地質や季節に対する粒状有機物の流下動態および質の関係
→地形・地質と食物網構造の関係
7. 上下流の生態系のつながりの解明
→土地利用・河畔環境に依存した河川食物網構造の縦断変化
→上流方向への生物移動を介した物質移動
Keywords
土砂、水質、水生昆虫、地形、流量、植物、魚類、二枚貝、植物プランクトン、落葉、個体数、種多様性、分解、生物間相互作用、物質循環、安定同位体比(有機物炭素、窒素、水)、環境DNA、GIS、河畔林、河川、氾濫原、ワンド、水路、森林、山・川・海、土地利用、河床低下、樹林化、生物多様性、合意形成、森林伐採、ダム、環境履歴、人間活動、自然再生、保全、景観、流域管理、撹乱、生態系管理、応用生態学